【メニュー画像あり】九州で二郎系ラーメンが食べたいなら断然太一商店がおススメ。
5年程前、長期出張で3ヶ月ほど東京にいた事がある。
ホテル住まいだったので、ほぼ毎日外食。
ラーメンが好きな筆者としては 2日に1回くらいのハイペースで食べていたのだがとんでもない怪物ラーメンと出会ってしまった。
そのラーメンこそ、かの有名なラーメン二郎。
最初は冗談かと思った。
しかし食べてみると、感動した。
荒々しく、武骨な味は今までに味わった事のない味だった。
それからというもの、週末は二郎巡りが始まった。基本的に並ぶのは嫌いだが、二郎のためなら全く苦にならなかった。
しかし出張期間は終わり、大分に帰る事に。
二郎の魅力にどっぷりはまっていた私は心底帰りたくなかった。本気で東京勤務を目指そうかとも考えた。
そのくらいどっぷりはまっていた。
もちろん「二郎のために上京したい」という提案は一笑にふされ、即日却下された。
しかし完全に二郎中毒になっていた筆者は諦めきれず、せめて似たお店はないかと探しまくった。
似たお店があると聞けば福岡にも遠征したが、「これだ!」というお店には出会えなかった。
一番惜しかったのは小倉の「だるま」(博多のだるまとは別)だったのだが、移転してすっかり味が変わってしまった。
しかし、そのお店はまさかの大分にあった。
それが太一商店である。
ここのすごい所はバランス力である。
二郎本家は客に合わせる事はしない。
二郎は二郎であり、そこに共感する人だけが集まればいい。
そういう存在だ。
しかしだからこそ二郎は関東でしか生きていけない。
九州であのスタイルを貫いても支持されないだろう。
実際、忠実に再現しようとした店は、ことごとく閉店している。
しかし太一商店はそこのバランスの絶妙な所を突いている。
完全に二郎ではないものの、二郎好きの二郎を恋しく思う気持ちをそれなりに癒してくれる。
そして二郎本家には無い清潔感があり、ヘビーな二郎好き以外にも愛される。
二郎本家では無理な、子連れでの入店もできる。
もちろん、太一商店も本物の二郎とは程遠い。実際、筆者も初めて行った時はもの足りなかった。
しかし、何度も言っているうちにだんだん好きになってきて、「これもなかなか悪くないな」と思えてきた。
そして去年、久しぶりに東京出張だったので二郎に行ってみたのだが、逆に食べきれなかった。慣れと加齢は怖いものである。
それ以来、二郎の事は忘れて、太一商店と共に大分で添い遂げる事に決めている。
そんな太一商店のラーメンがこちら
ものすごい量である。
しかしこのくらいはないと、二郎好きのハートはつかめない。
久しぶりなので少し苦労したが、何とか具は完食。
スープは悩んだ末、完飲。
腹タプタプになり、「何故ここまでして食うのか」と毎回自問自答する。
結局答えは出ないが、次回もまた完飲するだろう。それが二郎系ラーメンを愛する者の美学だから。
大分でこのようなラーメンが食べられれる事を、心から嬉しく思う。
ありがとう、太一商店。
この太一製麺党は登録しておいて損はない。
無料でチャーシューなどがゲットできる。
太一商店 別府やまなみ店
0977-67-0876
営業時間 11:00~23:00
taichi-shouten.com